ドクターにしてフォトグラファー、
井上冬彦さんの究極の癒しとは

オープニング・テーマ曲

ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO
 
   1.UNDER AFRICAN SKIES
PAUL SIMON
 今週のお客様、井上さんはお医者さん。そしてプロの写真家。2足の草鞋を履く井上さんは子供の頃からアフリカに憧れを抱いていたといいます。そんな井上さんを迎えるテーマ・ソングといったら、もうこれしかないじゃないですか。この曲の作者、ポール・サイモンもアフリカにはまった1人です。
   2.I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR
U2
 元々写真が好きで写真家になったのではないという井上さん。自分が味わったアフリカでの感動を伝える手段が写真だったということで、1回目、2回目のアフリカ取材では全くいい写真が撮れなかったんだそうです。そして3回目のアフリカで、初めてプロもうなる写真が撮れたといいます。でも、まだまだ満足できず通い続けているというその情熱が、この曲にぴったりだと思います。
   3.LIFE
DES'REE
 死の輝きを知らなければ生の輝きは得られない。野生が美しいのは死を正面から見つめているから。我々人間は必要以上に死を恐れるということがあるのかもしれません。
   <バード・リスニング>
メジロ/ヒヨドリ/カルガモ/ウミネコ/エナガ/キセキレイ 
 
油井昌由樹アウトドアライフ・コラム・テーマ曲
FLASHES / RY COODER
 
   4.CAN'T TAKE MY EYES OFF OF YOU
FRANKIE VALLI
 油井さんは今までに数多くのペットという名の家族と接してこられて、その数だけ家族との死という名の別れも経験しています。そんな中、動物を見守ってあげる、どんな異変も見逃さない目が必要だとおっしゃっていました。野生は本能として自分の弱さを見せないから、ペットとして飼われる動物達にもDNA的にそれがあるんだろうということです。自らの死を賭けて生きるという姿勢、凄いと思います。
   5.WHAT I AM
EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
 井上さんの写真は見るたびに受ける印象が変わっていきます。それは見る側の状態を映し出しているのだということです。本当に癒されるにはたくさん感動を味わって、自分がなんなのかという“素”の自分を見つめることだとも。写真が持つ力は凄いと思う瞬間でした。
   6.KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
BOB DYLAN
 井上さんの究極の目標、それは井上さんの写真を見て、生と死の概念を越えてもらうこと。つまり“死んでもいいんだ”と思ってもらうことだといいます。肉体の終わりが死ではない、そんなことを考えていたら、写真家の星野道夫さんを始めとする、たくさんの人のことを思い出しました。
 
エンディング・テーマ曲
 THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA