2006年1月29日

ミュージシャン・原田真二さんの「心の環境整備」

今週のベイエフエム/ザ・フリントストーンのゲストは原田真二さんです。
原田真二さん

 ミュージシャンの「原田真二」さんをお迎えし、2000年夏から日本全国の神社で行なっているチャリティ・イベント「鎮守の杜コンサート」のことや、日本の在り方、世界平和への思いなどうかがいます。

神社で行なう「鎮守の森コンサート」

●ご無沙汰しております。番組的には初めましてなんですけど、ちょっと深い事情があって・・・(笑)。今日は宜しくお願い致します。

「ありがとうございます。『その節はお世話になりました』と申し上げてもよろしいんですかね?」

●こちらこそ。

「実は、僕のファースト・アルバム『Feel Happy』のレコーディングに参加していただいたんですよね。今日は本当に嬉しいです!」

●こちらこそ宜しくお願い致します! 原田さんは2000年から神社の鎮守の森でコンサートを行なってらっしゃるとうかがいました。

「そうなんですよ。デビューの頃からメッセージ・ソングが僕の中で多くて、音楽の力みたいなものを信じていたんですね。世の中にポジティヴなエネルギーを出せればいいなという気持ちがずっとあって、たまたま色々なチャリティに参加したり、環境省と色々なことをやったりした時期があって、それを経験しながら自分でもイベントとして立ち上げたいという思いがあったんですよ。で、『神社でコンサートをやろう!』というふうに思いつきまして、鎮守の森が神社にあるんですけど、『鎮守の森コンサート』という名前で全国の神社という場所を使わせてもらって、やっていきたいと思ったんです。環境問題、特に『心の環境整備』っていうのをテーマにして、要するに優しい気持ちが生まれてくるような社会を大人たちが作っていこうよというのをテーマにした、そういうのを投げかけるコンサートをやっていきたいなという思いがありまして、スタートしたんです」

●なぜ、神社の鎮守の森だったんですか?

「都会の中の神社には鎮守の森が必ずあって、都会の中ですぐ自然に触れられるような場所だったわけですね。同時に日本人の文化の発信場所でもあったし、昔の人は豊作を感謝しに行ったりとか、今は欲望をぶつけにいっている場所みたいなところがあるんですが、もともと自然に生かされていることを感じて、感謝する場所であり、またそれをみんなで分かち合い、お祭りをするというような情報交換の場所であったりとか、日本人がもともと持っていた素晴らしい文化の中心、源であったような気がするんですね。そういう場所であるからこそ、自然や優しい心を取り戻そうっていうメッセージを発信するには抜群の場所だと思ったんですよ。で、野外でやっていくということをテーマにして、もちろん神社の境内なので野外になるんですけどね。そういう思いと神社とがくっついてしまってスタートしたんですね」

●今までにどのぐらいコンサートを行なったんですか?

「丸々5年の中で16回くらいですね。最初は僕1人でアコースティックのヴァージョンで、ギター1本とキーボードを1つ用意してやっていたんですね。で、それはそれで簡単にできるので、許可さえしてもらえば、ある程度の機材さえあれば出来るんですけど、ただ、あまり広がりがなかったんですよ。
 で、3年目くらいに大きな形でやりましょうという話になってきて、それは岐阜だったんですけど、岐阜の護国神社というところで、その場を応援しようという方がたくさん集まってくれて、実行委員会が立ち上がったんですよ。それで僕のいつものバンドのメンバーも入れて、しかも地元の色々なアーティストの方も入れながら、かなり大きなものにしようということになって、そういうことで実行委員会を中心として、たくさんの方に関わっていただくようになってきちゃったんですね。それが何回目かだったんですが、大きいヴァージョンとしては大成功だったんですよ。しかも、広がりがすごくて、達成感もすごいし、そこから他のところへ伝わっていくし、たくさんの方に苦労をしながら関わっていただけるということが、結局、簡単にやるよりはもっと大きな広がりに繋がっていったということなんですね。
 それからもう、大変ではあるんですけど大きなヴァージョンで全国でやるようにして、必ず半年以上前から地元へ行って、実行委員会を組織して、まずは飲み会から始まって・・・(笑)」

●大事ですよね(笑)。

「そうなんですよ!(笑) 飲み会から始まって、宮司さんとか氏子の方とか、経済関係の地元の方々を呼んでいただいて、テーマを話すことから始まるような状況なんです。もちろん大変ではあるんですけど、その噂を聞きつけて1カ所が成功すると、次にバトンを渡していただけるような感覚で今、広がってきているので、どんどんやりやすくなっているし、加速度を増して広がってきているっていう感じはありますね」

大きな和の国、日本

●鎮守の森コンサートは2000年から始まって、今年で6年目になるわけですよね。神社、鎮守の森ってどこもフッと入って、鳥居を1歩くぐると、なんとなく外のザワザワ感がフッと消えるような雰囲気ってあるじゃないですか。清らかな雰囲気っていうか。

「まさに神域に入ったって感じですよね」

●印象に残っているところってありますか?

「印象に残っている場所もあるし、印象に残っている現象もいっぱいあるんですよ。自然と一体になれる、自然を感じてもらえるという言葉がいちばんいいと思うんですけど、一歩踏み入れたときに『あぁ、僕らは自然の中で生かされているんだな』っていう温かい、神聖な気持ちになれる場所だと思います。今までやらせていただいたところでは、すごい場所といえば、日本の神社の中心である伊勢神宮で2年連続でやらせていただいたんですけど、その時は不思議なことが色々ありまして、1回目は普通だったんですけど、2回目ですかね、大雨なんですよ。で、ここのところ最近、全部雨が来ちゃうんですね。でも僕、雨男でもなんでもないんですよ(笑)。全体からいえばちょっとしか降ってないんですけど、これは昔から僕もお世話になっている、一緒に映画に参加させていただいたりした『地球交響曲/ガイアシンフォニー』の監督、龍村仁さんの言葉なんですが、神事、原田真二じゃないんですけどね(笑)、神事をやるときには必ず今は水が要るって言うんですね。天と地を結んだり、非常に高い次元のエネルギーを通したりするときには、水が必要なくらい今の空間っていうのが歪んでいるんですって。そういうことをおっしゃっていて、僕も何かでそれを見たことがあったんですけど、そんなことをいっていると、本当に鎮守の森コンサートの時は必要なときにだけ雨が降るんですよ。その最たるものがその伊勢神宮だったんですが、コンサートが始まる前はすごくいい天気なんですけど、始まったらいきなりの大雨なんですね。たまたまやらせていただいた場所が屋根のある参集殿能舞台(さんしゅうでんのうぶたい)っていう国宝の舞台がありまして、そこでやらせていただけたのもちょっとビックリだったんですけど(笑)、その白い砂を挟んで向こう側に屋根があってお客さんがいらっしゃるんですけど、雨があまりにも強くて、音が聞こえないくらいすごい雨なんですよ。で、たまたま僕の楽曲で、和琴と一緒にピアノでやる『愛してかんからりん』っていうちょっと面白いタイトルの曲があるんですけど、『♪愛してかんからりん、あなたの心をならしたい』というフレーズがあるんですね。伊勢神宮では奉納としてのコンサートしか出来ないんですよ。天照様への奉納ということで。もちろんそういうつもりでやっているんですが、『あなたの心をならしたい』って歌った瞬間に、すぐそばに雷が『ドーン!』と落ちて(笑)、もうすごいんですよ! 本当に共鳴していただいているような、そういう思いになるぐらい鳥肌が立つ状況になっちゃって、それで不思議なんですけど、40分〜50分、1時間くらいのコンサートが終わったら、ピタッと雨が止んで太陽がバーンと出たんですよ」

●八百万の神々が大演出をしてくれたんですね。

「驚きましたけど、面白いくらい興奮しましたね」

●よくチャリティ活動とかボランティア活動をされるときっていうのは、ちょっと驕った言い方になりますけど、「誰かに何かをしてあげたい」という気持ちはあるけど、結果的にはチャリティやボランティア活動をしている自分が多くのことを学んだりとか、優しさとかをもらってしまうっておっしゃる方がたくさんいらっしゃるんですね。原田さんの場合は、鎮守の森コンサートをずっとやってらっしゃって、色々なチャリティ活動もなさってらっしゃいますけど、どうですか?

「全くおっしゃる通りですね。本当にそう思いますね。デビューの時から音楽の力っていうのを感じてて、自分が何をやるために歌っているのかっていうことも、すごくそういう思いがあったんですね。ちょうど僕がデビューしたころは、逆にファッショナブルな世界に音楽が移行していった時代で、メッセージ・ソングが煙たがられるような時期だったんです。だけど、僕の中では当たり前の自分の仕事であって、自分の道であって、そういう『なにかやってあげよう』っていう感覚はまるでなくて、逆にみんなで作られたときの楽しさ、まるで学園祭の準備でも夜中からでもやっているような(笑)、そんな感じなんですよ。
 言い換えると、僕の中で和を感じられるというイメージなんですよ。日本は大和の国ですよね。大きな和ですよね。で、和ってハーモニーじゃないですか。お互いに共鳴しあうっていうものを、僕らはそういう感覚を地球上で人類へ持たないかぎり共存できないわけですよね。だから、そういう意味では大和の国、大きな和を作れる日本の民族という立場が今、世界に必要なんじゃないかなっていうくらい、こじつけかもしれませんが(笑)、そんなふうに思うことがあるんですね。で、鎮守の森コンサートをやっていると、その時の達成感はそこに和が出来ているんですよ。みんなで笑顔で納得しあっているような感覚があるんですね」

優しさが全てのキーワード

●原田さんは去年の2月に「NPO法人ジェントルアース」というのを立ち上げられましたが、これはどういうNPOなんですか?

「鎮守の森コンサートをずっとやって来て、これを公にも認めてもらいながら、もちろん基本的にはチャリティのライヴなので、スポンサードしていただけるような環境にもっていきたいと思っているんです。そういうこともあって、心の環境整備、優しい気持ちが育つような環境を大人がみんなで作っていきましょう、そのために色々な催し物やイベントをやりましょうということで、その催し物の1つとして鎮守の森コンサートがあるんです。そういう意味合いのことをバックアップするためにジェントルアースという名前のNPOを作ったわけなんです。
 基本的には鎮守の森コンサートを支援するというのが第1の目的なんですが、ただ色々なイベントを考えているところがありまして、例えば、日本を含めた世界の子供達、例えばイスラム圏とキリスト、欧米とかその辺の人達の言葉や対話を、それぞれの国の大人たちや、それぞれの国の首脳部がちゃんと把握できるようなコミュニケーションが出来ないかなと思っているんですね。毎年、世界中が協力してできないかなっていうのがあるんです。やっぱり、子供達の心や気持ちっていうのは大人の心を動かす原動力になるし、子供達こそが我々の未来であるしね。そういうところに反映できるようなもの、生の声を実際に敵対しあったり、問題を抱えているもの同士で共有しようっていうのが、すごく大きな力になるんじゃないかと思うんですね。それは、以前からやりたいなと思っている大きな目標があるんですけどね」

●原田さんから見て、日本の子供達ってどうですか?

「日本の子供達を取り巻いている環境が最悪だと思いますね。それは、もしかしたら世界中がそうなのかもしれませんし、それぞれの国の状況が把握できていないので分からないんですが、とにかく今、最も危機的に感じていることは、大人もそうなんですが、やっぱりメディアなんですよ。メディアの在り方。僕もどちらかというとメディア側の人間で、物事を発信している側なんですね。で、色々なメディアがありますけど、そういう中で今のメディアの在り方。とにかく資本主義社会の中で人の欲望を煽ったり、モラルを欠く報道であったりとか、行き過ぎたメディアの横暴であったりとか、そういうことが今、目に余る状態になっているんじゃないかと思うんです。それからあとは、エンターテインメント自身が持っている問題もありますしね。年上の方々、おじいさんおばあさんの世代を『お前たち!』とか『バカヤロー!』って言っちゃったりするような漫才ブームがあったりとかね。もっともっとゲームの問題も含めて色々な問題があるんですが、やはりこれはもう1回見直していかなきゃいけないという危機感がすごくありますね」

●それが心の環境整備をすることによって、少しずつでも小さな和からでも、どんどん広がって大きな和に、地球全体が優しい和に包まれるんですね。

「はい。そういう思いなんですね。メディア側もそういう部分で今、反省する時期に来ているだろうし、例えば、親御さんにしても子供達に何を選択してあげるかっていうのも、僕らひとりひとりが考えなきゃいけない。その基本にあるのは、やっぱり優しい気持ちだと思うんですよ。優しさっていうのが絶対、全てのキーワードだと思うし、もともと神社にあった日本人の文化であったりとか、そういうのはいただいたものを共有したり、分かち合ったり、それを感謝するっていうところに美徳があったりとか、そういう文化だったと思うんです。今まさにそれをもう一度復活させなきゃいけないし、何か行動の端々に優しい気持ちっていうか、『これはその人のためになっているのかな』って思う気持ちとか、僕らはそれを絶対に取り戻すべきだし、ある1人の人がそれを思って、優しい気持ちの灯火がポッと灯ると、必ず周りの子供達であったり、家族であったりに波及していくんですよ。で、そのコミュニティがそういう気持ちになると、そのエネルギーは絶対、社会に広がっていくし、国に広がるし、地球に広がるしっていうね。ちょっとそれは壮大な計画であって、『何をバカなことを言っているんだ』って思われるかもしれませんけど、でもそれしかないと思うんですね。だから、鎮守の森コンサートは草の根的な1つの活動ではあるんですが、その鎮守の森コンサートをメディアに取り扱っていただくことによって、また広く伝えていくことができるし、僕の仕事としてはそれを同時にやっていかなきゃいけないんじゃないかと思っています」

世界平和はジグソーパズル!?

●環境問題のときによく「私1人が頑張っても・・・」っていう方がいらっしゃるんですけど、誰かが始めないとそれが広がらないっていうのと同じで、原田さんがおっしゃった灯火も自分が光を作らないと・・・。

「自分がまず灯さないとどうしようもないんですよね。だから、ジグソーパズルに似ているような気がするんですよ。その世界平和とか世界の環境整備っていうのは、大きなパズルがあって、そのワン・ピースっていうのが僕らひとりひとりなんですね。だからそのワン・ピースが欠けても絶対に成り立たないゲームなんですけど、イコール1人の活動っていうのが世界平和に貢献してるっていうのは、絶対に紛れもない事実だと思うんです。だから『僕1人が動いて、何ができるんだろう。そんなこと・・・』なんて言われる方は、絶対に違うと僕は言い切りたいんですよ。だから、『あなたの1歩がすごく大きなことになるんだよ』っていうことを伝えていきたいですね」

●みなさんの近くで鎮守の森コンサートがあったら、遊びに行くっていう参加の仕方でも、和の一部になりますよね。

「はい。全然それだけでも、何かが動き出すっていう原動力になりますからね」

●ザ・フリントストーンも近くであるときには、大声を出して応援をしに行きたいと思います(笑)。

「『CATCH THE WIND〜風をつかまえて〜』(エイミーがコーラスで参加した原田さんの曲)を一緒に歌っていただいて・・・(笑)」

●あの声はもう出ないので勘弁していただいて(笑)、これからは鎮守の森コンサートに関しては4カ所くらいを予定しているんですよね?

「そうですね。ちょっと面白いのがありまして、実はアメリカのシアトルに日本の神社があるんですよ」

●そうなんですか!?

「椿大社っていう三重県の方にある大きな神社があって、そこから分社している神社がシアトルにあって、なんと白人の宮司さんがいらっしゃる。そんなのを見つけちゃったんですよね。だから、鎮守の森コンサートをシアトルでやろうかなぁと交渉中なんですけどね」

●「鎮守の森コンサート in シアトル」!

「そうなんですよ」

●それが実現したらまた番組にも教えていただきたいなと思います。

「実行委員会の立ち上げからお願いしたいなみたいな(笑)」

●ザ・フリントストーンも宣伝の面から、その実行委員会になんとか参加できるように頑張りたいと思います。今後も是非、色々な活動のお話きかせてください。

「頑張っていきたいと思います。宜しくお願い致します」

●今日はどうもありがとうございました。

「ありがとうございましたー!」


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■ミュージシャン「原田真二」さん情報

『HARMONY〜僕らのハーモニー〜』

最新ミニ・アルバム
『HARMONY〜僕らのハーモニー〜』

SHINE RECORDS/SH-003/定価1,500円
 「原田真二」さんの最新アルバムは、去年10月にリリースされたミニ・アルバム『HARMONY〜僕らのハーモニー』。この作品は通販のみの販売となっています。

 一方、「原田」さんの歌をナマで聴きたいという方は、3月25日(土)「渋谷O-WEST」で開催される『東京百歌 vol.47〜春のうた〜』に「原田」さんも出演されるのでお出かけ下さい。尚、チケットは2月5日(日)より発売されます。

 尚、ミニ・アルバムの購入、および、ライヴに関する詳しいインフォメーションは「原田」さんのホームページをご覧下さい。

・原田真二さんのHP:http://www.shinji-harada.com/

■「NPO法人ジェントルアース」会員募集中

 自然環境/社会環境の根源となる「心の環境」を見つめ直し、多様な命が共生できる調和のとれた心の環境を取り戻すことの重要性を訴える目的とした、「鎮守の森コンサート」を中心とした環境イベントなどをサポートするために設立された団体。
 会員になると「ジェントルアース」が開催する環境イベントの参加費の割引や会報誌の無料購読などといった特典あり。
 個人会員の場合、入会金1,000円、年会費3,000円

・ジェントルアースのHP:http://www.gentle-earth.org/

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オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」

M1. CATCH THE WIND〜風をつかまえて〜 / 原田真二

M2. HARMONY / ELTON JOHN

M3. 愛してかんからりん / 原田真二

ザ・フリントストーン・インフォメーション・テーマ曲
「THE CARRIAGE ROAD / JIM CHAPPELL」

油井昌由樹アウトドアライフ・コラム・テーマ曲
「FLASHES / RY COODER」

M4. ALL THIS TIME / STING

M5. 地球はこんなにやさしいハート / 原田真二

M6. HEAL THE WORLD / MICHAEL JACKSON

エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
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