2007年2月25日

シェルパ斉藤さんを八ヶ岳のご自宅に訪ねて

今週のベイエフエム/ザ・フリントストーンのゲストはシェルパ斉藤さん、片桐京子さんです。
シェルパ斉藤さん、片桐京子さん
カフェ&ショップに設置する新しい薪ストーブが届いてご満悦の斉藤夫婦。ラヴラヴっ!

 バックパッカー、そして紀行家として活躍中の「シェルパ斉藤」さんこと「斉藤政喜」さんを、八ケ岳山麓のご自宅に訪ね、最新の本のお話や、旅人のためにオープンしたカフェ&ショップ「Team Sherpa」についてうかがいます。

セルフタイマーで撮った写真が見所!

『日本の山をバックパッキング』

●大変、ご無沙汰しております。

斉藤さん「『ご無沙汰』という感じはしないですよね(笑)。ようこそ我が家へ」

●本当に久しぶりに斉藤さんのお宅にお邪魔をしているわけですが、大分雰囲気が変わっています。その辺については後ほどたっぷりとお話をうかがいたいんですけど、そんな斉藤さんが新刊を出されました。1月21日に発売されたばかりで、タイトルが「日本の山をバックパッキング」。登山ではなく、バックパッキングなんですね?

斉藤さん「そう。僕、職業をバックパッカーと言っているくらいなので、そこがこだわりなんですよ。バックパッカーのイメージというと、安宿を泊まり歩く方もバックパッカーっていうイメージがあったり、どっちかというと海外を旅している人のイメージが強いんですけど、日本でも十分バックパッキングを楽しめると思っていたんですね。で、実際にどこを歩けば面白いのかと考えていったら、登山道って面白いなっていうところに行き着いたんですよ。なぜかというと、中高年の方を含めて日本の山はとても人気がありますから、整備されているんですよね。で、迷うことが少ないし、歩きやすくなっているし、山小屋とかもポンポンとあるんですね。僕、登山とバックパッキングの違いって、色々な解釈があるでしょうけど、僕にとっての登山っていうのはゴールが山頂なんですね。そこを目指していって帰ってくるのが、なんとなく登山というイメージがあったんです。同じ道を登って降りてくるっていうのが、僕あまり好きじゃないんですね(笑)。で、『山の先からどんどん向こうに行ければ面白いな』、『この山を越えたら次の山も越えていきたい』っていうのがなんとなく僕にとっては旅なので、その旅のフィールドとして日本の縦走路、要するに色々な山を次から次へと行けるので、そこを旅してみたいなぁと思ったんですよ。車で行ったら必ずそこに戻らなくちゃいけないけど、交通機関を使って行けば、A地点からB地点まで2泊3泊くらいで、どんどん自分の足で歩いていくっていう感覚が日本の山ではいいんですよね。日本って本当に治安もいいですし、1日歩けば必ず山小屋があったりとか、交通網も発達しているので、どこから行ってどこから降りてくるっていうのも割とできますしね。それと、四季があって、それぞれ色々な姿が見せられて、しかも北海道から沖縄まで色々なのが見ることができて、『これは、海外に行かなくても十分に楽しめるんだなぁ』って思ったのをキッカケに始めた旅なんです」

●それが全てカラーの、しかもセルフタイマーで撮られた写真が満載ですね。

斉藤さん「これは今、お見せできないのが悔しいくらいなんですけど(笑)」

●(笑)。これは是非みなさんに手に取って見ていただきたいですね。

斉藤さん「普通、雑誌ってカメラマンとかがついていってキレイな写真を撮るんだけど、僕は1人にこだわりたかったんですよ。で、あくまでも1人で行くっていうのは、僕、ワガママだからなんですよね(笑)。バックパッキングの面白さって『今日はここでやめようか』とか『やっぱりこっちに行こうか』っていうのが自分の好きなように好きなペースで行けるっていうのが好きなんですよね。たとえカメラマンとはいえ、いるとやっぱり気を使ってしまうので、どうしても話し合わなくちゃいけないとかなってくるのが嫌で」

●相手のペースに合わせなくちゃいけないときもありますしね。

斉藤さん「ただ、雑誌に載せるっていう場合は写真が必要ですし、モデルとしての僕は出ないといけないわけだから、だったらセルフタイマーしかないだろうということで、ちょこまか始めたんです。で、ここで一番強調したいんですけど、自分をカッコよく見せたいからじゃないんですよ!(笑) よく、『セルフタイマーで気取った写真が多い』って言われるんですけど(笑)、モデルが他にいないからなんです!」

●(笑)。いや、でもこの本を見ていると「そろそろシャッターが下りるのを意識してポーズとっているかな!?」っていう写真はありますよー!(笑)

斉藤さん「当然ありますよね(笑)。でも、例えば山で写真を撮ろうと思って、たまたまそこにいた人にシャッターを押してもらった場合に、その人がカメラを構えているのに違う方向を向いたりとか出来ないでしょ! 必ずそのカメラの方を向いて『イェーイ!』とかって写真になっちゃうじゃないですか(笑)。雑誌の場合はそればかりじゃたまらないから、相手がカメラを構えているのに違う方向を向いたり、食事を作っているシーンを撮れるっていうのは、カメラマンを除けばセルフタイマーしかないんですよね」

●そんな斉藤さんの写真を見ていても楽しいんですけど(笑)、山とか景色も素晴らしいので是非見てくださいね。後半でシェルパ斉藤さんがバックパッキングの旅に出るときに持っていく装備とか、日中のウエアと夜のウエアの着込み方との写真とかも載っています。その写真では、斉藤さんが両手を腰に当てて、70年代初期の写真のポーズかっていう写真もあって・・・(笑)。

斉藤さん「ちょっと待ってください!(笑) それを説明すると、後半のページはちゃんとスタジオでカメラマンが撮っています。だから、ポーズ慣れしていない僕は恥ずかしい写真になってしまったんです(笑)」

●これは、見所です!(笑)

斉藤さん「見るのは前半を見てくださいね!(笑) 前半は山での本当にリアルな旅の写真がたくさん出ています」

●それも是非、ご覧になっていただきたいと思います。

スタイルさえこだわれば、
どこでも満足できるのがバックパッキング

●つい先日、出版されましたご本「日本の山をバックパッキング」にはセルフタイマーで撮られた素晴らしい写真が満載なんですけど、バックパッキングと登山の違いの中で、斉藤さんもビックリされているって一番最初に書かれていたのが、登山届けを出さなきゃいけないことなんですが、届出が必要なんですね!

斉藤さん「これはねぇ、あまり深く追求すると難しいことを言う人もいるだろうから、あまり大きな声で言いたくはないんですけど・・・」

●通常のバックパッキングの旅ってそういうのがないわけじゃないですか。

斉藤さん「というか、『自由気ままにあちこち行って、今日はやめ!』とか言って帰ってきたりとか、そういう自由な旅の面白さがバックパッキングだと思っているので、最初に何日にどこへ行って、何日に帰らなくちゃいけないとかって決めちゃうっていうのはビックリしましたね」

●登山をなさる方達っていうのは、結構しっかりとしたプランニングが大切なんですね。その辺が行き当たりばっ旅の斉藤さんにとっては一番の違いなのかなって感じました。

斉藤さん「そうですね。逆に言うと、そういうことをしないといけないのが登山なので、それはそれでそういう領域があってもいいと思うんですね。登山とバックパッキングの違いで言うと、僕なりの解釈なんですけど、登るのに両手を使わなきゃいけないところは登山かなぁというイメージがあるんですよ。でも、ずっと歩いていられるところはバックパッキングって言ってもいいかなって考えるんです。例えばハーネスとか色々なものを使って、一生懸命三点支持とか使って登らなくちゃいけないところは届けも必要でしょうし、テクニックもなきゃいけないし、初心者が単独では無理だと思うけど、僕が『日本の山をバックパッキング』で書いたところは、最初だけ自分でもビビったっていうのを書きたかったので、王道の北アルプスを紹介したんですが、それ以外は誰でも登れると思いますよ」

●もちろん「誰でも」の中でもある程度バックパッキングの経験や旅の経験をした人でないと、普通の人が気軽に散歩気分で入っていってしまうと危険なので、そういう技術や経験は必要だと思うんですけど、斉藤さんの今回は山の登山道を歩くということで、今までのバックパッキングの旅と何が一番違いましたか?

斉藤さん「1人ですし、人と会わないときっていうのも割と多いんですよ。で、僕の旅ってヒッチハイクが多かったり、犬を連れていると出会いが多かったんですよね。で、山を歩いている人間って絶対的に少ないんですよ。特に屋久島に行ったときは大雨で、誰も山に入っていないときに1人で行って、でも面白いんですよね。で、大嶺っていって吉野から熊野まで歩いたんですけど、ほとんど人と会わないんですよ。だけど、たどり着いたときの喜びとか、水が飲みたいのを我慢して我慢して、水場を発見してゴクゴク飲んだときの嬉しさとかね。これはこれで面白いなって思ったんですね。だから、セルフタイマーもそうかもしれないですけど(笑)、自己満足の旅とでもいいますか、要するに今言ってしまえば、日本ってそんなに秘境とかってないと思うんですけど、スタイルさえこだわってやっていけば、どこでも満足できるなって思ったんです。山でも自分の足で歩いて、食料も全部自分で作ってっていうことの喜びっていうのもいいなって、割とハマっていますね」

●登山道を歩いていくと、通常が頂上まで登って記念撮影をして戻ってくるっていうパターンなわけですから、斉藤さんの旅みたいに通過点として考えると、山の頂上まで行く必要ってないわけじゃないですか。でも、今回の「日本の山をバックパッキング」を読ませていただくと、ついつい登ってしまう頂上の魅力というのもあるようですね(笑)。

斉藤さん「そうなんですよね(笑)。僕の『日本の山をバックパッキング』の中にも『登頂を目的としない』と書いてあるんですが、やっぱり行ってみたいという気持ちもありますよね。だから、頂上に立って万歳して写真撮りたいとかじゃなくて、そこでしか見えない景色っていうのがあるはずだから、そこへ行ってみたいというのはありますね」

●登頂も寄り道の1つっていう感じなんですね。

斉藤さん「自分ではいいように言い訳していますけどね(笑)」

●すごく言い訳ができる旅のスタイルですよね(笑)。本の中で紹介されている以外にも今後も日本の山を歩かれるんですか?

斉藤さん「この本では9つしか紹介していないので、例えば四国とか、あと季節によって全然違うので、同じところに行くのも夏行くのと冬に行くのとで全然違うし、相当旅が出来るなと思っています」

●第2弾、第3弾も楽しみにしています。

斉藤さん「自分が興味を持っている限りは行くと思います」

シェルパ・ファンドで頑張っている人を応援しよう!

カフェ&ショップの全景
カフェ&ショップの全景。
手前のテラスがこれまたいいのだ!
カフェ&ショップ

●現在、私達ザ・フリントストーンは斉藤さん宅にお邪魔をしているわけですが、約3年ぶりになります。以前、ソーラー・パネルが載って車庫だったところがお店になっています!

斉藤さん「ええ。実はカフェなんです」

●その中で今、お話をうかがっているわけですが、すごく立派なカフェですね。

斉藤さん「立派というか、これほとんど全て廃材なんですよ。まず、柱は古電柱です。建具もその辺で取り壊しになる建物からもらってきたりとか、今、僕達が囲んでいるテーブルも取り壊しになる寮のテーブルを持ってきたものなんです。イスも学校のイスなんです」

●小学校にあったなっていう懐かしい感じですね!

斉藤さん「買ったら結構な値段すると思うんですけど、なにせ壊しちゃうっていうから全部もらってこようってことになって、棚も全部女子寮の棚だったりとか・・・(笑)」

●女子寮ってところがいいですね(笑)。

斉藤さん「一応、そこは強調したいんですけどね(笑)。本当に出来合いのものっていうよりも、自分達で合うものを作っていこうかなって。楽しみながら作ったカフェです。自分が旅をしていて『こういう店があったらいいな』というのを造ってしまおうかっていう感覚で始めた店ですから」

●でも、シェルパさんはほとんどご自宅にいないわけですから、このカフェは必然的に奥様が取り仕切ることになるわけですよね。

斉藤さん「そうですね」

●そんなこのお店のオーナーをご紹介いただけますか?

斉藤さん「ここのオーナーは僕で、店長がかみさんなんです(笑)」

●(笑)。では、そんな店長さんをご紹介いただけますか?

シェルパ斉藤さん、片桐京子さん

斉藤さん「店長の斉藤京子です」

京子さん「いえいえ、店長としては片桐京子としてやっています」

●宜しくお願いします。本当に素敵なお店なんですけど、オープンしてどれくらい経つんですか?

京子さん「1年ちょっとになります」

●では、大分落ち着いてきた感じですか?

京子さん「1年やってみて『このくらいお客さんが来ないもんなんだな』っていうのが分かってきたんですけど(笑)」

斉藤さん「ウチ、やっていないんですよ。だって、2月なんかは1ヶ月間やっていませんでしたし、普段、最盛期の夏とかでも、週に4日くらいしかやっていないんですよね」

●基本的には週末重視でやっていらっしゃるんですか?

京子さん「そうですね。金曜日、土曜日、日曜日、月曜日です」

斉藤さん「しかも、営業時間も曖昧なので、一応10時から始まって、閉店時間は特になくて、ここから見ると南アルプスの稜線が見えるんですけど、あそこに太陽が隠れる頃っていうのを目安にしています」

京子さん「だから、夏は長くて冬は早いんです(笑)」

●いわゆる、「♪カラスが鳴くからか〜えろ!」と同じ感じですね(笑)。

斉藤さん&京子さん「そうそうそうそう!」

駄菓子コーナー
懐かしい駄菓子コーナー。昭和の時代がそこはかと・・・
ふんどしコーナー
子供たちにも大人気のふんどし。
写真はふんどしブラザーズ

●こちらのお店では色々なグッズの販売もあって、フリント家のおじさんたちが大喜びの駄菓子コーナーとか・・・。

京子さん「もう語り始めたら時間が足りないんですけど・・・(笑)」

●色々なものがあって、ふんどしもあるぞー! これは、ホームページにも「ふんどしボーイズ」の写真が載っているので是非、チェックしていただきたいと思います。

京子さん「他にも、オリジナル商品がいくつかありまして、まず斉藤は作家であるから最初に言っておかなきゃならないのが本ですね」

斉藤さん「全著売っています。サイン入りです」

●斉藤さんの若い頃の写真がジャケットになったものもありますし・・・(笑)。

斉藤さん「ハハハハ(笑)」

京子さん「本が全部売ってますでしょ? それで、その隣に斉藤が今まで集めてきたランタンとか、コンパクトストーブが並んでいます」

斉藤さん「本について一言いいですか?」

●はい。

斉藤さん「日本広しといえど、自分の本が全て平積みになっている本屋って絶対にないから(笑)、自慢じゃないですけど自分の店くらいは自分の本が平積みでズラーっと並んでいるところを作りたかったんです。夢ですよ」

●2冊、3冊ではないですからね。

斉藤さん「20数冊ズラーと並んでいるっていうのは『気持ちいいー!』って感じですよね(笑)」

●でしょうねー!(笑) もう究極のナルちゃん(ナルシスト)になっちゃっているんですけど(笑)。でも、確かにその通りですよね。そして、それと同じくらいの幅でランタンなども並んでいますからね。

ランタン&ストーブ・コレクション
斉藤さんご自慢のランタン&ストーブ・コレクション!?
ゴールドラベルのコーナー
ゴールドラベルのコーナー

斉藤さん「ただ、このランタンとストーブは売り物じゃないんです」

●これはあくまでディスプレイなんですね。

京子さん「見せびらかしているといいますか、博物館といいますか(笑)」

●(笑)。でも、その横に「ゴールド・ラベル」というコーナーがあるんですが、これはどういったコーナーなんですか?

京子さん「このコーナーは斉藤に説明してもらった方がいいですね」

斉藤さん「僕、メーカーから色々なものを『これ、使ってくれない?』ってシーズン毎にもらうんですよね。で、その中でいらなくなったものがあって、それをウチの店で出しているんですよ。それは『ゴールド・ラベル』というふうに名付けているんですが、最低価格だけ。すごく安いですよ。靴なんて1000円くらいで買えますし。そういったものを出しておいて、最低価格っていうのをつけているんですね。それ以上出してくれるのなら構わないんですけど、たまったお金はお店の利益とか自分のものになるんじゃなくて、シェルパ・ファンドというのを勝手に作ったんですよ。それをちょこちょこ貯めて、貯まったものを応援したいなぁっていう旅人の方などにドーンとあげたりするんですね。で、その第1回に渡したのがエミコ・シールさん、スティーヴ・シールさんのお2人で、ずっと世界一周の旅を2人でされているんですけど、このお2人に5万円をあげたんですよね」

●では、私達がここで「ゴールド・ラベル」のものを購入するということは一緒に応援することにも繋がるんですね。

斉藤さん「そうそう。『あ、この人応援したらいいな』って思う方と、買ったもので結びついていくっていうのはなんとなく夢があって、楽しいなと思うんですよね」

カフェ&ショップ「Team Sherpa」はここがオススメ!

メニュー
キャップ・コーナー
斉藤さんご夫婦がネパールで仕入れてきた帽子なども販売

●カフェ&ショップ「Team Sherpa」では、数あるオススメの中でも、特にこだわっているのがコーヒーだそうですね。

斉藤さん「そう。僕、コーヒーが大好きなんですよ。で、いつも1人で飲んでいるときも、1杯分のコーヒーっておいしくないんですね。1人でも、2杯分くらいは入れたい。そのほうがおいしいし、大体僕、2杯分くらい飲んじゃうから、ウチは1人で来ても2杯分が入った1ポットで出しているんですよ。1杯飲んでさっさと行くのではなくて、2杯分くらいコーヒーを飲んでいこうよと。僕、BOB DYLANの『ONE MORE CUP OF COFFEE』っていう曲が大好きで、そのイメージがあって、お1人で来た方にも2杯分出します。で、冷めてもおいしいコーヒーっていうのを目指してるから、結構パンチが効いているんですよね。あとメニューとしてはベジタブル・カレーがあるのかな」

京子さん「なにせシェルパなので、シェルパ族の方に教えていただいたネパールカレーと、日本のカレーをミックスしたようなオリジナルの味です。お野菜が必ず10種類以上入っている野菜のカレーと、近所のおじいちゃんが作ってくれているお豆のカレーのコンビネーションのカレーをお出ししています」

●おいしそー! 実際にやってみて大変なことも色々あると思うんですけど、今のところ楽しさのほうが勝っている感じですか?

京子さん「楽しいですね。儲けるための商売をやっているつもりは全然なくて・・・」

斉藤さん「だって、本当に儲けていないですもん!(笑)」

京子さん「(笑)。お店の名前の『Team Sherpa』もそうですけど、要は斉藤を介して色々な仲間を作りたいという意図の方が大きくて、斉藤のファンといってくださる方々がどんなことを思って、どういうふうに見てくれていらっしゃるのかというのを肌で感じますからそれが私達にとっても非常に面白いというか、楽しいというか。それに対してまた斉藤が返していくっていう、大事な交流の場であると思っていますから、本当に色々な知恵を与えていただいているっていう気持ちもあるんです」

●シェルパ斉藤さんは「日本の山をバックパッキング」しながら旅をするというのも今後も続けていかれるでしょうし、それ以外にも「スーパー・カブの旅」など、色々な旅をやっていらっしゃいますけど、今年のこのあとの予定を教えていただけますか?

サンポと、娘のトッポ
黒ラブのサンポと、娘のトッポ。
サンポもそろそろ老犬の仲間入り

斉藤さん「とりあえず、僕、世界7大トレイルは歩いているんですね。で、今年もエチオピアに行こうかなと思っているんですけど、自転車の旅もちょこちょこ続けているし、犬連れの旅も好きなので、犬ももっともっと積極的に行こうかなぁって考えると、ほとんど家にいないだろうなぁって感じですね(笑)」

京子さん「あ〜ら〜(笑)]

●じゃあ、京子さんは「○○でシェルパさんに会いました!」っていう旅人に、この「Team Sherpa」に来ていただいて、報告をしてもらうっていうのがいいんじゃないですか?

斉藤さん「『ウチ来て!』って全国で営業活動していますから(笑)」

京子さん「お願いしまーす(笑)」

●今度はカフェがオープンしているときにでも遊びに来させていただきたいなと思うんですけど、これからもまた楽しい旅のお話聞かせてくださいね。今日はどうもありがとうございました。

■このほかのシェルパ斉藤さんのインタビューもご覧ください。

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■バックパッカー/紀行家・シェルパ斉藤さん情報

市場カゴ
奥さまがお勧めの市場カゴ。丈夫で長持ち。
買い物などに便利
手ぬぐい
優れものの手ぬぐいも販売
オリジナルTシャツ
オリジナルTシャツ。デザインにニホが生きている

新刊『シェルパ斉藤のニッポンの山をバックパッキング
エイ出版社/定価1,575円
 アウトドア・フリーマガジン『フィールドライフ』の人気連載記事を大幅に加筆し、道具解説などを加えたムック本。斉藤さんが実際に歩いて旅した山のレポート記事に、ルートマップもしっかり掲載されているので、“バックパッカー的”な登山を楽しみたい方には十二分に役立つ本。また、なによりセルフタイマーで撮った写真の数々は必見!!
 

カフェ&雑貨「Team Sherpa」
 斉藤家の敷地内にあるカフェ&雑貨のお店。斉藤さんの奥様・片桐京子さんが店長を務めるこのお店のオススメ・メニューは特製カレーと岩塩おにぎり、そしてこだわりのブレンドコーヒー。更にお店にはシェルパ斉藤さんの本、全作品が平積みで置かれている他、駄菓子コーナーや岩塩コーナー。また、オリジナルTシャツやシェラカップ、シェルパてぬぐいでできたふんどしの他、350種類ほどある手ぬぐいやネパールで仕入れてきた帽子やバッグなどのグッズ、そして店長一番のオススメは市場カゴ。丈夫でオシャレな市場カゴが色々なサイズで販売されています。
 外のテラスはワンちゃん連れもOKという、とっても楽しくちょっと懐かしい雰囲気で、居心地最高のTeam Sherpaに皆さんもぜひ一度お出かけください!

営業日:原則として、金・土・日・月の週4日 (尚、2月いっぱいは休業中。3月から営業再開)
時間:午前10時から夕日が南アルプスの山容に隠れるまで (ただし、冬は夕方5時くらいまで)
場所:山梨県北杜市高根町(中央自動車道の長坂高根インターより5〜6分)

 尚、シェルパ斉藤さんの本や近況、カフェ&雑貨「Team Sherpa」への行き方などの詳細は「斉藤」さんのホームページをご覧下さい。
HPhttp://www.eps4.comlink.ne.jp/~sherpa/

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オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」

M1. WALK ON / U2

M2. FREEZE FRAME / J.GEILS BAND

M3. BLAZIN' YOUR OWN TRAIL AGAIN / REO SPEEDWAGON

ザ・フリントストーン・インフォメーション・テーマ曲
「THE CARRIAGE ROAD / JIM CHAPPELL」

M4. THE LONG RUN / THE EAGLES

油井昌由樹アウトドアライフ・コラム・テーマ曲
「FLASHES / RY COODER」

M5. HEART OF THE COUNTRY / PAUL McCARTNEY

M6. CLUB AT THE END OF THE STREET / ELTON JOHN

M7. ONE MORE CUP OF COFFEE / BOB DYLAN

エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
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