2007年5月20日

モンベル・トライ&キャリー2007取材レポート

今週のベイエフエム/ザ・フリントストーンはモンベル・トライ&キャリー2007取材レポートです。
会場イメージ 会場イメージ
会場イメージ 会場イメージ

 アウトドア・ウェア&グッズの総合メーカー「モンベル」が毎年開催している日本最大のカヌー/カヤックの大イベント「トライ&キャリー」が、今年も5月3日から5日まで、石川県羽咋市のモンベル流通センターと千里浜海岸周辺で開催されました。
 このイベントは、カヌーやカヤックにトライしてもらい、できれば“キャリー・バック・ホーム”、つまり、持って帰って欲しいという趣旨で行なわれているもので、期間中は美しい海岸、千里浜でカヌーの体験会やカヤックの試乗会、メイン会場では、シェルパ斉藤さんのバック・パッキング塾、シーカヤッカー、内田正洋さんによるカヤック・ツーリングのすすめ、サイクリスト、エミコ&スティーヴ・シールご夫妻によるサイクリング・ツアーほか、フリー・クライミング体験会など盛りだくさん。
 また、今回は片山右京さんが能登半島地震チャリティ・ドライヴを実施。片山さんが運転する、パリダカを完走したバイオディーゼルのラリー・カーの助手席に乗せてもらい、海岸をドライヴするというスペシャル・イベントも行なわれました。
 更に、夜には宗次郎さんのオカリナ・コンサートや林家彦いちさんの落語、カヌーイスト野田知佑さんと、車イスのアウトドア・ライター、松上京子さんのトークショー、辰野社長率いるモンベルの社員バンド東風人(こちんちゅ)のコンサートなど、今年も朝から夜まで、楽しいプログラムが満載のイベントとなったようです。
 そんな「トライ&キャリー」、今回はこの番組初登場のレポーター、尾形文野(おがた・あやの)さんが取材に行ってきてくれました。

いきなり1人艇でのカヤック体験!

尾形文野さん

エイミー(以下:エ)今週は、番組初登場のレポーター、尾形文野さんによる「モンベル・トライ&キャリー」の取材レポートをお送りするわけですが、文野ちゃん、最初のレポートは何でしょうか?

尾形(以下:尾)はい、カヤック体験です。

(エ)カヤックに乗ったことはあるの?

(尾)それが初めてだったんですけど、この日は風が強くて波が高かったので、残念ながら沖には出られなかったんですよ。なので、テトラポッドの内側の、波が来ないところでの体験会となりました。1回に30人ほどの参加で、2人乗りなので15艇ほどのカヤックが用意されていたんですが、海岸でカヤックの漕ぎ方や注意事項の説明があったあとに、ライフ・ジャケットを来て、パドルを持って、いざ海へという感じだったんですね。2人艇が残っていなかったので、なんと最初から1人艇のチャレンジになったんですよ(笑)。

(エ)それって精神的に怖いよね?

(尾)はい! 「どうなっちゃうんだろう!? 私、前に進めるんだろうか!?」っていうところからのスタートだったので、ビクビクしました(笑)。それでは初めてのカヤック体験の模様を聴いて下さい。

★       ★       ★

(尾)トライ&キャリー2日目になりました。千里浜海岸におります。すごく天気がいいんですけど、風が強くて波が高いということで、急遽、テトラポッドの内側でカヤック体験をすることになりました。今、ライフ・ジャケットを来て、パドルを持って準備をしているんですが、船が足らなかったので急遽、1人乗りの船で挑戦することになりました。落ちてもいいように水着は着ているので安心なんですけど、頑張りたいと思います。波が結構すごいですね。今、カヤックに乗り込みました。行ってきまーす!

文野カヤック挑戦 文野カヤック挑戦

(尾)あがってきました! 初心者の私には結構困難な波でしたが、1人艇は自分でバランスが取れるので、インストラクターの方も乗りやすいって言っていましたが、初心者の私でも楽しくできました。5分くらいで波が楽しいと思えるので、是非、初心者の皆様も怖がらずに始めていただきたいなと思います。

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(エ)乗る前の声が緊張感丸出しって感じでしたね(笑)。

(尾)ブルブルしてましたね(笑)。テトラポッドの外の大きな波を見て、「この波が横から来たら沈没するんじゃないかなぁ」って思ってブルブルしていました。

(エ)最初ってチンする(ひっくり返る)こと自体が怖いから、それさえ「大丈夫!」と思えば慣れちゃいますもんね。

(尾)そうですね。途中からふっ切れてきて、波の揺れが楽しめるようになって来るんですよね。

(エ)その「楽しめる感じ」が、カヤック体験を終えてからの声に表れていたような気がします(笑)。

辰野社長による「カヌー初心者講座」

(尾)今回、モンベルの社長・辰野勇さんにお願いして、初心者の私のために特別にカヌーやカヤックについて教えていただきました。

辰野勇さんと文野さん

(尾)この時間は初心者でも分かるカヌー講座ということで、辰野さんにお話をうかがいたいと思います。よろしくお願いします。

辰野さん「よろしくお願いします」

(尾)こちらにはたくさんのカヌーがあるんですけど、種類も色々あるんですか?

辰野さん「ええ。一口にカヌーといいましても、カナディアン・カヌーという船で荷物をいっぱい積み込んで、キャンプをしながら下っていくやつとか、それは主に湖とか波がないところでやるんですけどね。それに比べて、ここに並んでいるのはカヤックっていうタイプなんですけど、これは厳密に言うと区別が色々ありまして、大きく分ければパドル、漕ぐ道具が違います。カナディアン・カヌーっていうのはシングル・パドルといいまして、しゃもじみたいな部分が片方だけについているやつね」

(尾)あ、はい!

辰野さん「それで、右とか左とか漕いでいく。で、カヤックというのは、ブレードといいまして、しゃもじみたいな部分が両側についているダブル・ブレードを使います。そうすると、左を漕いで、すぐまた右を漕げるわけですね。両側を均等に漕げるので、割と初心者でもまっすぐ進みやすいですね。それと、カヤックの中にも色々と種類があって、激流を下っていくやつとか、海原をどんどん漕いでいくやつとかたくさんあるんですね」

文野プールでカヤック 文野プールでカヤック

(尾)ということで、今回メイン会場にあった大きなプールの前で説明を受けたんですけど、カヌーやカヤックにはいろいろ種類があることを勉強しました。4艇乗せてもらいまして、シットオン・タイプのカヤックと、折りたためるフォールディング・カヤックと、1人乗りのレクリエーション・カヤックなど、乗ってみると乗り心地も全然違っていて、とても勉強になりました。フォールディング・カヤックもかなり小さくたためたので、ものすごく感動しました。

(エ)フォールディング・カヤックだと、車や電車などで出かけていっても持ち運べて楽でいいですよね。プールでも乗せてもらったそうですけど、やっぱりプールと海の中とは違いました?

(尾)そうですね。波があるのとないのとではこれだけ違うんだなぁと思いました。私、海に行ったらまっすぐ進めなかったですからね(笑)。

(エ)(笑)。潮の流れがあって、どんどん引っ張られちゃいますもんね。

カヌーに趣味を持ち込むと一層楽しい<野田知佑>

(エ)文野ちゃん、次は何でしょうか?

(尾)続いては、カヌーイストで作家の「野田知佑」さんのインタビューです。私のような初心者に向けたカヌーの楽しみ方などうかがうことが出来ました。

野田知佑さんと文野さん

(尾)私、今回カヤックに初めて乗せていただきまして、ちょっと乗っただけでも楽しさが分かってきたんですが、ずっとやってらっしゃる野田さんから素人の私にこれからどう楽しんでいったらいいかとか、「こういうところが楽しいんだよ」っていうところを教えていただけますか?

野田さん「カヌーは漕ぐだけでも面白いんだけど、そういうのはすぐに慣れてしまって、つまらなくなるんだよね。飽きるから。なので、大切なのはカヌー+アルファですね。カヌーに何かを入れてしまう。例えば、釣りが好きな人ならカヌーをしながら釣りをする。それから、水遊びを入れるといいですね。僕はカヌーの中にヤスと水中眼鏡と足ひれ、釣り道具が全部入っています。特に日本の川は水温が高いので、カヌーで下りながらいいポイントに来たら、潜るんですね。泳ぐ、潜る、魚を突く。それから、魚を釣る。だから、カヌーを漕ぐだけの人とは幅も深さも違うわけでね。カヌーに自分の趣味を色々入れると面白いんじゃないですか。そうしないと、カヌーだけじゃ飽きると思うね」

(尾)カヌーだけではなく、川と遊ぶという感覚なんですね。

野田さん「そう、水とね。色々、カヌーに+アルファすると面白いと思うんですよね。絵が好きな人はイーゼルを持っていって、いい景色のところでイーゼルを立てて絵を書いていますよね。僕は、そういうカヌーがいいと思いますね。それから、カヌーは水の上を自由に動けるのがいいですよね。例えば、道路っていったら右側を通らなければいけなかったり、交通信号があったり、車が来たりと色々規制があるんですね。カヌーの場合はそういう邪魔者がほとんどないんですよ。だから、どこにでも行ける。そういう自由さがいいんでしょうね」

(尾)野田さんがカヌーに乗り始めて、最初に魅了されたポイントっていうのはどこなんですか?

野田さん「荷物をいっぱい積んで出発するでしょ。岸を蹴ってカヌーに乗りますね。世俗との関係が途切れる開放感ね。僕だけになってしまう。一切、世間との接続がなくなるんですね。あの途絶感がいいですね。『ざまぁみろ!』っていう感じで(笑)、俺は1人なんだな」

(尾)自由を感じられる瞬間なんですね。

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(エ)野田さんの「ざまぁみろ!」には本当に実感がこもっていましたね(笑)。でも、野田さんとは初めてだったと思うんですが、どうでしたか?

(尾)はじめは怖い方かなと思っていたんですが、近くで見ると目がとっても優しくて、お話もたくさんしてくださるので「ありがたいな」と思ってお話をうかがってきました。

(エ)初めてカヌーを体験して、カヌーイストにお話をうかがってって、初めて尽くしの体験でしたけど、言われていることは理解できたと思うんですけど、実感としても感じましたか?

(尾)色々想像しながら聞いていました。もしかしたらズレもあるかもしれないんですが、野田さんがコイを抱きしめている姿などを想像しながらお話をうかがいました(笑)。

(エ)(笑)。きっと野田さんにとっても、カヌーやカヤックで移動するのは楽園にいるような感じだと思うので、文野ちゃんもいつかその感じが味わえるといいですね。

バイオディーゼルカーに乗車!

(エ)文野ちゃん、次のレポートはなんですか?

(尾)今回、レーシング・ドライヴァー、片山右京さんによる能登半島地震の被災者を支援するチャリティ・ドライヴが行なわれました。片山右京さんは今年1月に開催された「パリ・ダカール・ラリー」に、使用済みのてんぷら油をリサイクルした燃料で走るバイオディーゼルカーで参戦し、見事完走されましたが、その本物のラリーカーの助手席に私も乗せていただき、千里浜海岸をドライヴしました。そのときの模様をどうぞ。

片山右京さんと文野さん

(尾)今、片山右京さんの隣に乗せていただいて、シートベルトを締めてもらっているんですが、シートベルトもかなり頑丈です。車の中には色々なメーターがあります。よろしくお願いします。

片山さん「よろしくお願いします。サハラ砂漠を全部踏破してダカールでゴールしたときに、こういう感じの西海岸に出るんだけど、ここはそのゴールにそっくりなの」

(尾)えー! そうなんですか!

片山さん「パリダカのかけらをちょっと味わってもらえたらなって思います。楽しみにしていてください。あとは、てんぷら油を材料にした新型燃料がどのくらいのパワーがあるのかを体感してください」

(尾)はい。ということで、バイオディーゼルカーに乗せていただいて、これから千里浜海岸を走らせて頂きたいと思います。今、方向転換をして走り始めました。これは今、何キロくらい出ているんですか?」

片山さん「これで120キロ」

(尾)おーっ! キャーッ!

文野バイオディーゼルカー 文野バイオディーゼルカー

(尾)ありがとうございました。戻ってまいりました。

片山さん「これを2週間くらいやっています(笑)」

(尾)(笑)。こんなにボコボコの道を走ってらっしゃったんですか?

片山さん「もっと大きな砂丘もあるし、もっとデカイ山越えもあります」

(尾)そうなんですか! 砂の上を走るのは全然怖くないんですか?

片山さん「スタックしたら何時間も掘ってたりしないといけないから、やっぱり恐怖はあるんだけど、あせっているときに、夕焼けで砂丘がピンク色に染まっていたりすると、「地球っていうのはこんなにきれいなんだなー」って思いますよね。それから、ヒマラヤに登っているときに昼間なのに宇宙の青さが見えたり、それと同じように大変な瞬間だけど、それと同時に自然の偉大さも感じるよね」

(尾)すごいです!

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(エ)いやぁ、すごそうだね!

(尾)すごいです! 最初は片山さんの隣で「やったー!」って思っていたんですけど、そんなことも思えないくらいに右に左に揺れましたし(笑)、山も登るので気づいたら空が見えるんですよ! 「空ーっ!?」と思って何が何だか分からなくなりました(笑)。

(エ)「キャー!」の質がどんどん変わっていったもんね(笑)。「ほっとしました」という沈黙が印象でした(笑)。

(尾)(笑)。まだ足がガクガクしている中だったんですが(笑)、片山さんにお話をうかがいました。

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片山右京さん

(尾)今日はどうもありがとうございました。チャリティ・イベントということで、参加されていかがでしょうか?

片山さん「能登半島の方たちが地震で被災しているのを見て、環境問題と同じで、微力ですけど『僕たちに何かできることはないかなぁ』って思ったのがきっかけですね。それで、近いからたまたまモンベルさんの『トライ&キャリー』というイベントに来ていたので、アフリカの大地を走った車で同乗走行して、そういうので役立ててもらえたらと思ったので、みんなで協力してやってきました。ただ、この車はアフリカでゴールしても止まらないっていうのをコンセプトに、南に困っている人がいたら行ってチャリティし、北に被災した方がいれば行ってチャリティをし、これからも走り続ける車なので、来てほしい人がいたらどんどん呼んでください」

(尾)今までF1とかをやられていて、エコロジーからは遠いところから今回、バイオディーゼルカーという廃油を燃料に使ったラリーカーに乗っていらっしゃるということで、こういうお車に乗る意味っていうのは、どういうところから見つけられたんでしょうか?

片山さん「よく『昔から環境問題とかに興味があったんですか?』って聞かれるんだけど、全然なかったんですよ。やっぱりレースをやっているから、一番になるのが仕事でしょ。一番になっていかに多くのお金を稼ぐかとか、人を蹴落とすっていうのが仕事だったんだよね。ただ、引退したあとに、もともと僕は山をやっていた人間なんだけど、登ったヒマラヤのベース・キャンプで環境がどんどん壊れていくのを見て、『何かおかしいな』、『何かやらなきゃいけないな』と思って、2年前に色々な人に声をかけて、そういうメッセージが送れないかなって色々活動してきたら、色々な人のおかげで、てんぷら油を燃料にしたバイオディーゼル・フューエルで、世界で一番過酷なラリーに出て完走して、そういったバイオ燃料の可能性をみんなに見せようっていうことでやってきました」

(尾)これからもバイオディーゼルカーの普及に携わっていかれると思うんですけど、エコロジーに関して、みんながどのように心がけていったらいいか教えていただけますか?

片山さん「ゴア元副大統領の『不都合な真実』じゃないんだけど、あれは厳然たる事実で起こっていることだし、そのためには僕達は何が一番大切なのかを、ちゃんと心に留めておかないといけないと思うんです。もちろん経済効果を否定できないし、豊かな生活もみんなが求めていることなんだけど、だからこそ、僕達はてんぷら油の燃料で全部が解決できるとは思っていないし、色々なアイディアがあるはずなので、どんな小さなことでもみんなで力を合わせて、効果をみんなで大きくしないと本当にダメになってしまいますからね。そういうメッセージを送り続けて、みんなでEV(エレクトリック・ヴィハイクルの略で電気自動車のこと)でも、バイオ・フューエルでも、BDF(バイオ・ディーゼル・フューエル)でも、燃料電池が出来上がる前に、みんなで頑張っていきたいと思っています」

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バイオディーゼルカー

(エ)前に私もバイオ・フューエルを使った車に乗せていただいたんですけど、後ろから匂う香りがてんぷらの匂いだったんですよ。

(尾)香ばしいですよね。

(エ)やっぱり匂った?

(尾)はい。少し匂いました。

(エ)ちょっと食欲をそそられる匂いだよね!(笑)

(尾)そうですよね!(笑)

(エ)でも、バイオディーゼルカーに乗っていたのはあっという間っぽかったね。

(尾)はい。1周1分くらいなんですけど、砂浜とボコボコした山を走っていただきました。

エミコ・シールさん最新情報
&シェルパ斉藤さんワンバーナー・クッキング

エミコ&スティーブ・シールさんと文野さん

(尾)今回の「トライ&キャリー」には、以前この番組に出演されたサイクリストのエミコ・シールさんがご主人のスティーヴさんと参加されていました。実はエミコさんとスティーヴさんは『トライ&キャリー』が終わったあと、すぐチベットに飛び、世界一周の自転車旅を再開させています。詳しくはエミコさんご夫妻のブログ「エミコ&スティーブの地球大冒険」をご覧ください。
 そして今回、エミコさんは会場で、オーガニックな石鹸を、1個500円で販売していました。これは、ネパールで知りあった日本人シスターが運営する保育園を支援するための「笑み基金」のためなんですが、私も少しでも力になりたいので12個も買いました。

(エ)やった! お土産は?

(尾)お待たせしました! ありますよ! 4種類、色々な色のものがございます。

(エ)わぁ、いい匂い!

(尾)エミコさんは今後もイベントなどでこの石鹸を販売していくとのことですが、今のところ、この石鹸を買えるのは、バックパッカーのシェルパ斉藤さんの八ケ岳山麓のご自宅にあるカフェだけだそうです。

(エ)斉藤さんのカフェについては、斉藤さんのホームページを見てくださいね。かわいいスマイルマークのこの石鹸、みなさんも是非ゲットしてくださいね。

シェルパ斉藤さんと文野さん
シェルパ斉藤さんとクッキング
トーストみそコーンピザ!?

(尾)そんなシェルパ斉藤さんこと斉藤政喜さんは、今回、バックパッキング塾という教室をやってらっしゃいましたが、その教室でワンバーナー・クッキングの新作を披露してくださいました。今回作った簡単なお料理はなんとピザだったんです。食材は8枚切りくらいの薄い食パン、缶のスウィートコーン、即席味噌汁の味噌、とろけるチーズです。調理道具は、キャンプなどで使うものだけで、ワンバーナーと小さなフライパン、ふたにするコッヘルだけなんですね。
 作り方は、まず食パンの耳を取って平べったくつぶして、ピザの生地の代わりにします。その上に味噌を塗って、コーンをパラパラっと置いて、上にとろけるチーズを載せるだけなんです。それを熱したフライパンに載せて、上からコッヘルをかぶせて、オーブンの代わりにしていました。で、少しすると、香ばしい匂いがしてきて、出来上がりということで、ものの2〜3分で出来る簡単な料理なんです。お味もかなりおいしかったです。
 斉藤さんはこの料理を味噌ラーメンからひらめいたそうで、最初、私も「パンに味噌!?」って思っていたんですけど、食べたら甘みもあってかなりおいしいんですよ。で、名前がないといっていたので、勝手に「『トーストみそコーンピザ』というのはどうですか?」ってゴリ押ししてきたんですけど(笑)。

(エ)そのまんまやん!(笑) でも、味噌が決め手なんでしょうね。

(尾)即席味噌だと味がついているので、調味料なくそのまま使えるのでいいみたいですよ。

(エ)バックパッカーの旅だったら、味噌はそのまま味噌汁を作ったり、色々な使い道があるから、シェルパ斉藤さんらしいメニューでしたね。今度、文野ちゃんに作ってもらおうかな?(笑)

(尾)はい、是非!(笑)

(エ)楽しみにしています。

シェルパ斉藤さんのスーパーカブ 内田正洋さんと文野さん
シェルパ斉藤さんのスーパーカブ
内田正洋さんと文野さん
能登半島地震のチャリティオークション 能登半島地震のチャリティオークション
今回の「トライ&キャリー」では能登半島地震のチャリティオークションも行なわれました。

(エ)というわけで今回、文野ちゃんは初めてモンベルのイベント「トライ&キャリー」に参加したわけですけど、どうでしたか?

(尾)初めてのアウトドアではあったんですけど、今、紹介したものの他にも辰野社長と水道管を使って横笛を作ったりとか、竹で作った箸作りとか、フリスビー教室など、自然を体感できるイベントが満載で素敵でした。あと、テントで過ごしたのですが、お隣さんとも朝とか「おはよう」って挨拶をしたりお話をして、心が優しくなるというか、人の温かさも感じられたイベントでした。本当に素敵だと思いました。

(エ)今回は特に、「トライ&キャリー」は能登半島地震のチャリティで、オークションなどもやっていたじゃないですか。

(尾)はい。チャリティで集まったお金は被災者の方に寄付されたということです。

(エ)そういうのも含めて色々な意味で、こういうイベントって文野ちゃんは初めてだったんですか?

(尾)そうです。こんなに自然を体感できて、しかもアウトドア界の重鎮達がいっぱいいるので、安全に正確な知識も得られるという素晴らしいイベントだなと思いました。

(エ)また、次回も行っていただきたいと思います。というわけで、取材レポーターの尾形文野さんでした。どうもありがとうございました。

(尾)ありがとうございました。

林家彦いちさん 野田知佑さんと松上京子さん
林家彦いちさん
カヌーイスト野田知佑さんと、車イスのアウトドア・ライター、松上京子さんのトークショー。
シェルパ斉藤さんとエミコ・シールさん 民俗芸能
エミコ・シールさんとシェルパ斉藤さんのトークショー。
民俗芸能も披露されました。
このほかのトライ&キャリー・レポートもご覧ください。

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■モンベルのカヌー/カヤック体験情報

 アウトドア・ウェア&グッズの総合メーカー、モンベルでは、各種カヤックやカヌーのスクールやツーリング、ラフティング体験プログラムを実施。関東ではモンベルクラブ長瀞店でそれぞれのプログラムを楽しむことができます。
 尚、6月10日(日)にはモンベルクラブ長瀞店でカヤックの試乗会もあるそうなので、この機会にぜひお出かけ下さい。

・モンベルのHP: http://www.montbell.com
・モンベルクラブ長瀞店:http://store.montbell.jp/search/shopinfo/?shop_no=679984

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オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」

M1. INDIAN SUMMER / AMERICA

M2. GROOVIN' / THE YOUNG RASCALS

M3. 遥かなるカイラス / 東風人

M4. PARADISE (WHEREVER YOU ARE) / FINN

ザ・フリントストーン・インフォメーション・テーマ曲
「THE CARRIAGE ROAD / JIM CHAPPELL」

M5. DON'T STOP ME NOW / QUEEN

M6. はにゅうの宿(LIVE) / 宗次郎

M7. AWAY DOWN THE RIVER / ALISON KRAUSS

油井昌由樹ライフスタイル・コラム・テーマ曲
「FLASHES / RY COODER」

エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
宗次郎さん
東風人(こちんちゅ)
夜のトークショーで行なわれたコンサート。
左は宗次郎さん。
右は辰野社長率いるモンベルの社員バンド、
東風人(こちんちゅ)。
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