<電話インタビュー>

串崎夫妻の歩き旅・近況報告

『千葉から鹿児島へ夫婦歩き旅』

 今年の7月にこの番組に出演してくださった、千葉県八千代市にお住まいの串崎吉光さん、文子さんご夫妻を覚えていらっしゃいますか?
 団塊の世代であるお2人は、セカンド・ライフを見直そうと、八千代市から実家がある鹿児島までの、およそ1800キロを78日間かけて歩き通し、その模様を『千葉から鹿児島へ 夫婦歩き旅』という本にまとめていらっしゃいます。
 以前、スタジオでお話をうかがったとき、お2人は「今度は日本海側を歩いて、北海道の宗谷岬に行ってみたいな〜」と夢を語っていらっしゃったんですが、実は、すでに実行しているんです!
 コースは逆になりましたが、9月12日に、宗谷岬を出発。東北、上越を経て、予定では12月2日に八千代市のご自宅に着くことになっています。
 10月8日に北海道から近況を報告していただきましたが、あれから1ヵ月ちょっと経ちました。先日、串崎さんと電話でお話しをする機会があったので、近況を報告します。

<過去のレポート>
11月19日・新潟より
10月8日・北海道より

11月19日・新潟より

 お電話をいただいたときは、新潟県と群馬県の境にある三国トンネルのちょっと手前で、串崎さんにとっては今回の旅では最後の難関になるんじゃないかなとおっしゃっていました。現在はそれを越えて群馬に入っている頃じゃないでしょうか。前回の鹿児島までの旅というのは、1日あたり22キロペースで歩かれていたのが、今回は1日25キロとペース・アップしているんです。そこで、「観光とかあまりしていないんですか?」とうかがったところ、「もちろん北海道では函館にも行ったし、白神山地や秋田でも色々観光をしながらまわってきました」とのことでした。そして、10月の電話の時には何もない大自然の中を歩かれていたから、コンビニ1つなかったとおっしゃっていた串崎さんですが、その後、おいしいものをいただきながら歩いているそうで、一番おいしかったのは北海道のトウモロコシ畑でいただいた生のトウモロコシ、それから青森のリンゴ畑では、夫婦で旅をしているのを初めて見て感動したといってたくさんリンゴをもらったそうで、そんなリンゴがとてもおいしかったそうです。
 ご夫婦でとても仲良く歩いていらっしゃるそうですが、10キロくらいの荷物をずっと背負って歩いていらっしゃるので、ちょっと腰が痛いとおっしゃっていました。でも、だんだん家が近づいてペース・アップもしているし、温泉に浸かりながら毎日楽しく歩いているそうです。
 予定では12月2日くらいにご自宅に着く予定だったのですが、大分ペース・アップされているようで、11月の終わりくらいには千葉県八千代市にあるご自宅に戻れるのではないかとお話をされていました。
 前回の旅では「ルールとマナーを守って」というのがありました。今回の旅ではマナーも必要ないくらい何もない北海道を歩いていたのですが(笑)、東京が近づくにつれマナーも必要になってくるんじゃないかと思います。
 串崎さんご夫妻が八千代市のご自宅に戻られたら、ゲストとしてお迎えしてお土産話とともに夫婦漫才を聞かせていただければと思います(笑)。楽しみにしていてくださいね。それから、吉光さん、文子さん気をつけて帰ってきてくださいね。

10月8日・北海道より

●串崎さーん!

「エイミーさん、お久しぶりです。串崎です。北の大地を歩いております」

●早くも実行なさっちゃいましたね!

「そうなんですよ。女房と一緒に足を引きずりながら歩いています(笑)」

●(笑)。北海道はかなり寒くなってきているんじゃないですか?

「そうですね。寒いです。朝晩冷えますが、幸い天気がいいのでお昼はウインドブレーカーを脱いで歩いております」

●今は大体どの辺なんですか?

「宗谷岬から旭川を抜けて、札幌を抜けまして、いよいよ最終章の函館へと向かっております」

●北海道は食べ物がおいしいんじゃないですか?(笑)

「そうですね(笑)。出発のときにみんなから『海の幸から山の幸まで、おいしいものがたくさんあるぞ』と、言われていたんですが、今までたくさん食べた中で特においしかったのが、カロリーメイトで、一番助かっておいしいなと思いました(笑)」

●それは何故なんですか?(笑)

「西日本では考えられなかったんですけど、宗谷岬から旭川の手前の名寄へ向かう220キロくらいは、自販機、コンビニはおろか、民家もないんですね。だから、食べられるのはカロリーメイトとぬるいスポーツドリンクだけだったんですね」

●カロリーメイトには色々な味がありますが、一番、何味がおいしかったですか?(笑)

「チョコ味、チーズ味、フルーツ味、全部食べました(笑)。でも、すすき野でご褒美ということでおいしいお寿司をうちの文子が食べさせてくれて、とてもおいしかったです。それから、毛ガニもおいしかったですよ。つきだしで足が2本出ただけですけど、これでもおいしかったです」

●このあと、函館でも海の幸がふんだんにありますから、たっぷりと味覚の方でも味わっていただきたいと思います。今のところ、印象に残っている観光スポットはありますか?

「朝日岳の日本一早い紅葉を見させてもらいました。とてもきれいでしたよ。それと、旭山動物園はやはり面白いですね」

●いいなぁー! 行ってみたいなぁ。前回の旅でも夫婦仲良く支えあいながら、ルールとマナーを守ってっていうのがありましたけど、ちゃんとルールとマナーを守っていますか?(笑)

「守って歩いていますよ。っていうのはね、守らなくても北海道は道が広い(笑)。広いですから並んで歩こうが、私がフラフラ歩こうが、車道と同じくらい広いから大丈夫なんですよ(笑)。で、歩いているのは女房と私だけなんですね。あとは、チャリダー君がたまに自転車で通り抜けるくらい。ですから、ルールもマナーも当然守りながら歩いていますよ(笑)」

●(笑)。でも、そんな広々としたところを歩きなれてしまうと、これから町に入っていったときに、歩道が狭く感じるかもしれませんので気をつけてくださいね。

「はーい。分かりました」

●奥様もお元気ですか?

「はい。無事に歩いております。僕は今、足まめができてひざが痛いんですけど、予防をしていなかったんですね。1時間ごとに靴を脱いで裸足になるときに、絆創膏とかサポーターをしていると外すのが面倒くさいんですね。だから『大丈夫だよ』って言っていたら案の定やられまして、『それ見たことか』と怒られております(笑)。女房はさすがナースでございますので、厳しいですよ」

●このあと、だんだん南下してくるわけなので、本州に入られたらまたお話しをうかがえればと思います。

「10月20日くらいには本州に入れるかなと思っております」

●分かりました。またご連絡お待ちしております。

「クマに一番怯えているんですよ」

●串崎さんなら大丈夫ですよ!(笑)

「いやいや(笑)。クマ除け用のベルを鳴らしまくって、『BE AMBIOUS! BE AMBIOUS!』って歌いながら歩いています(笑)」

●このあとも気をつけて旅を続けてくださいね。奥様にもよろしくお伝えください。どうもありがとうございました。

 現在、函館へ向かっている途中だということで、次回は本州で話をうかがいたいと思います。お楽しみに!

・ブログ『ぶんきち夫婦歩き旅』http://yaplog.jp/sohachi4649/

旅を終えたおふたりへのインタビュー『串崎吉光・文子ご夫妻の「北海道から千葉までの歩き旅」』(2007年1月28日放送)もご覧ください。

2006年7月2日放送の『串崎吉光さん・文子さんの「千葉から鹿児島へ夫婦歩き旅」』もご覧ください。


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